TRANSPARENT GIRL

20月から君を連れ去ってしまいたい 
君との日々を 生きていた意味を思い出して
あと数センチがやけに遠く感じてしまう
君の頬を脱がすように 口づけたい

揺れる サイダー色したカーテン
風と君の髪が戯れ
誰もいないはずの教室
手を振ってる私服の僕がいた
触れると消えそうで
触れないと遠くなってしまいそうな君を
一夏の思い出にしたくない

透明な君が微笑むだけで
季節がほら、色づく
あぁ、君を「青春」って言うんだね
夏の幻想は喧騒に変貌を遂げ
季節がただ、巡り巡って
あぁ、何度目の夏だろう

大きい空は動かず
容赦なく 川と時は流れて
人に流されていく

暮れる街ですれ違った
女学生徒達の群れ
いるはずもないのに 探した
銀の塔から授業ノートまで
切れる 川のミサンガ
君の形した願いごとに触れて
やっと、気付けた気がした

透明な君が微笑むだけで
世界がほら、煌めく
さぁ、終わらない話を続けよう
夏の幻想を喧騒に転送して
世界がまた、夏を纏って
消えかかってる君がいた

現在という汽水域で
混ざりあって 海になって
海辺でいつかの僕ら
はしゃぎ合って 笑いあっているよ
戯れる髪も切った 思い出の数だけ
極彩色の君が
また僕らの夏を始めていくよ

透明な君が微笑むだけで
季節がほら、色づく
あぁ、君を「青春」って言うんだね
夏の幻想は喧騒に変貌を遂げ
季節がまだ、巡り巡っても
またあの夏で待つよ

TRANSPARENT GIRL…

君のことをずっと忘れない 
忘れられない

Yusaku Ando